就寝前の確認が多いのは、まめさや意志の問題ではありません。「寝る前に全部を自分でチェックしている」という仕組みのままだからです。就寝を自動化のきっかけにすれば、照明・温度湿度・鍵の確認と処理をまとめて仕組み化できます。
- 声で一括処理できるようにする → 「おやすみ」の一言で、部屋じゅうの照明を消す
- 自動で快適な環境を保つようにする → 就寝中の温度・湿度をもとに、エアコンを自動調整する
- 確認を自動化する → 就寝のタイミングで、鍵の施錠状態を確認・通知する
- ずぼら研究員メモ → 寝る前の不安の多くは、「布団に入ってから、また起きて確認する」ことが原因です
布団に入ったあとに、「あれ、玄関の電気消したっけ」「エアコンのタイマー設定したっけ」と気になって、また起き上がったことはありませんか。寝苦しい夜に何度も温度調整のためにリモコンを探したり、鍵を閉めたか不安で寝つきが悪くなったりする人もいるはずです。
でもこれ、あなたのまめさが足りないせいではありません。「寝る前に全部を自分の手で確認・操作している」仕組みが原因です。声で一括処理できるようにする、自動で快適な環境を保つようにする、確認を自動化する、この3段階に変えれば、就寝前の気がかりがまとめて減ります。
一番手軽なのは、スマートスピーカーとハブの自動化を組み合わせて、「おやすみ」と話しかけるだけで部屋じゅうの照明が消えるようにすることです。寝室だけでなく、リビングや廊下の消し忘れも一括で処理できるので、布団に入ってから「あの電気、消したかな」と気になることがなくなります。
「おやすみ」の一言に、照明を消す動作だけでなく、テレビの電源オフやスマートプラグの通電停止もまとめておくと、さらに確認の手間が減ります。
照明を消せても、夜中に暑さ・寒さで目が覚めてしまっては本末転倒です。温湿度計をハブと連携させれば、設定した温度・湿度を超えたときに自動でエアコンを動かす、といった制御ができるようになります。夜中に何度も起きてリモコンを操作する必要がなくなり、朝までの睡眠環境を自動で保てます。
ハブ選びの記事で紹介したSwitchBotハブ3には、温湿度計が標準で内蔵されています。すでにハブ3をお使いの人は、追加の購入は不要です。まだハブ3を持っていない人は、これから導入すれば温湿度計も同時に揃います。
すでにハブ3以外のハブをお使いの人は、別売りの温湿度計を組み合わせることで同じ機能を実現できます。
根本的に安心して眠りたいなら、就寝のタイミングで鍵の施錠状態を自動確認する仕組みが効きます。「おやすみ」の一言や決まった時刻をきっかけに、玄関の鍵が閉まっているかを確認し、開いたままなら通知するように設定しておけば、布団に入ってから鍵が気になって起き上がる必要がなくなります。
診療所でも、閉院時に器具の電源・空調・戸締まりを一つずつ確認すると時間がかかり、確認漏れの不安も残ります。閉院時の一連の動作をチェックリスト化・仕組み化しておくと、確認そのものへの不安が減ります。家庭の就寝前も同じ発想で、「毎回考えて確認する」から「決まった仕組みで済ませる」に変えられます。
LEVEL1〜3を組み合わせると、最終的にはこういう仕組みになります。
必要なもの
これでできること
- 「おやすみ」の一言、または就寝時刻をきっかけに、照明の消灯・エアコンの温度調整・施錠確認を、まとめて自動実行できる
このブログではSwitchBotハブ3・Google Homeスピーカーを基準に説明していますが、「Matter」規格に対応していれば、他社製品でも同様に連携できます。詳しくはハブ選びの記事を参照してください。
温湿度計をハブに追加した後、「おやすみルーティン」を1つ作るだけで完成します。
- 温湿度計をハブのアプリに追加する
ハブ3内蔵の場合は設定不要です。別売り品の場合は、アプリの「デバイスを追加」から登録します。 - エアコンの自動制御条件を設定する
「室温が28度を超えたらエアコンをつける」のように、しきい値と動作をアプリで指定します(学習リモコンでエアコンを登録済みであることが前提です)。 - 「おやすみ」シーンを作り、照明オフと施錠確認を追加する
トリガーを音声コマンド「おやすみ」に設定し、動作に「全照明オフ」「鍵の状態を確認・通知」を追加します。 - スマートスピーカーと連携させる
Google Home/Alexaアプリでハブのサービスと連携し、声のコマンドでシーンが動くことを確認します。 - 数日試して、エアコンのしきい値を調整する
暑がり・寒がりなど好みに合わせて、温度設定を微調整します。
- 布団に入ったあと、電気を消したか気になって起き上がることがある
- 夜中の暑さ・寒さで目が覚めることがある
- 鍵を閉めたか不安で、寝つきが悪くなることがある
- 就寝前に、いくつもの家電を1つずつ確認・操作している
→ 2つ以上当てはまったら、「声で一括処理できる → 自動で快適に保つ → 確認を自動化する」に切り替えどきです。
個人を責めるな、仕組みを責めよう。

コメント